1. HOME
  2. 情報発信
  3. マンションのインターネット VDSL方式から 光配線方式へ
  4. マンションの光配線方式導入後のインタビュー:ケース2
CONTENTS

マンションの光配線方式導入後のインタビュー:ケース2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
マンションの光配線方式導入後のインタビュー:ケース2

インターネット環境改善を目的とした光配線方式の導入経緯は?
2020年以降、フルリモートで仕事をしております。高速かつ安定したネット回線は業務の生命線です。
この地域に引っ越してくることが決まったさいに、NURO光の提供エリアで、戸建てプランの申し込みができる環境であることを確認の上、このマンションへ入居を決めました。

しかし、NURO光に申し込みを行ったところ、過去の配管詰まりによる工事不可履歴を理由に受付を断られてしまいました。
続いて、NTTのフレッツ光(光配線方式)の問い合わせを行ったところ、こちらも同様の履歴を理由に断られてしまいました。
仕方なく、ケーブルテレビの同軸ケーブル回線を導入することになりましたが、当マンションの同軸ケーブル回線の通信速度は回線品質が不安定で、瞬断は日常茶飯事、数十分にわたり不通になることも複数回あり、日常のリモートワークに大きな支障があり通信回線の安定性を気にしながらの業務をおこなっており、常にストレスを感じていました。
管理組合理事会へインターネット通信環境改善の要望書を提出したことが切っ掛けで、全ては始まりました。

 光配線方式への移行はスムーズに進みましたか
管理組合理事会が管理会社に相談したところ、光配線方式の対応会社として受信サービス社を紹介されました。
理事会の席にて受信サービス担当者とヒアリングしたところ、マンション光配線導入に関する経験が豊富にあり、当マンションの抱える問題を正確に把握しており、対策を打つことができる会社であることはすぐに分かりました。

調査は、①簡易調査→②詳細調査(弱電配管や地下ピット、駐車場通路の埋設管、共用部天井裏に加えて、一部世帯への通線調査)と進められ、調査の段取りや調整もスムーズに進行していく経過から期待が膨らんでいく印象をもちました。

それから数週間後
NTT、NURO光の施工担当者が、各戸へ光ファイバーを引き込みするルートが無いと診断された当マンションに対して、受信サービス社は、既存の配管のみを利用して全戸光ファイバーを引き込みするルートを確認したと提案をしてきたのです。
これまでの経緯から多少の露出配管新設は止むを得ないと考えていたので、この計画は期待以上のものでした。

工事費用が高額となるため、説明会の開催やアンケート(導入意向確認)も複数実施されました。年々インターネット通信環境の改善を望む回答が増えてきたことも光配線方式導入の決め手になったものと考えております。
管理組合が住民の合意を得るためのプロセスは進められましたが、受信サービス社も支援されていました。
これらを経て、理事会の検討開始から承認まで2年を要しましたが管理組合の臨時総会により本件議案が承認されました。
やはり住民同士の合意形成が光配線方式導入の最大の課題だったと思います。


実際の施工を確認されてどうでしたか
マンション管理組合総会で計画された施工プランは、工区を2つに分けるものでした。
共用部からユニットバスの天井裏までは、既存配管を利用できるものの、そこからリビングなどの居室までの配管が無いため各戸の対応が異なることと、光配線方式を希望しない住戸も約3分の1あった事から、施工工区を2つの分けて施工を行うことになりました。

■「マンション共用部~92世帯各戸ユニットバス天井裏の光コンセントまで」の光配線引き込みを、管理組合資産として工事実施する。この部分はマンションの修繕積立金を充てる。

■「ユニットバス天井裏の光コンセント~リビング等任意の1部屋まで」の宅内光配線を、希望住戸のオプション工事(個別負担)として実施する。

 既存配管を通すのみですので外部からは全く見えません。マンションの外観は全く変わりませんので、

こっそりマンション光化に成功できたことに満足しています。
露出配管の敷設が不要だったため、工事中であること自体ほぼ意識しませんでした。

オプション工事もスムーズでした
オプション工事は、事前に受信サービス社が希望住戸へ訪問し、光端末設置の設置希望箇所などをヒアリングした上で概算の見積を案内するといった対応でした。

この事前見積対応は、専有部に光コンセント設置する工事時に行われ、オプション工事の工法や金額が事前に確認できた事とオプションメニューには無かったLANコンセントと光コンセントの新設のカスタムオーダーの要望にも対応いただき、オプション工事後の綺麗な仕上がりに大変満足しております。
通信事業者の定額工事の範囲内では、ここまできめ細やかな対応は実施いただけなかったのではないかと考えております。

このオプションまで完了したことで、他のマンションと同様に光配線方式を選べる環境が整いました。
NURO光、NTTフレッツ光、フレッツ光コラボレーション事業者のいずれか1社の光配線方式を申し込めるようになりました。


光配線方式のインターネット通信環境へ実際に切り替えされて、速度や利用用途の改善はどうでしたか

今回、私は「ドコモ光10ギガ」を申し込みました。

スピードテストの結果は、異次元です。
テレワーク中昼間の時間帯では平均でも下り7Gbps、上り3Gbpsと回線接続の安定性が抜群です!

スマートフォンも各端末の性能上限と思われる実測600~700Mbpsで安定して出ており、複数台同時通信しても速度が落ちず、マルチギガの効果が十分に発揮できていると実感しています。 ping値も、ほぼ1桁であり、通信品質の高さを感じさせます。
高速通信が安定して継続できていて、嬉しい驚きです。


組合委員の反応などはいかがでしたか

他の組合員の感想を直接聞く機会が無く正確なところは分かりませんが、私がドコモ光を申し込んだ時点で既に開通していた世帯があったようで驚きです。受信サービス社からの案内が来るより前にフライング申し込みされたようです。


また、NTTフレッツ光より遅れて申し込み開始したNURO光の申し込みでは販売代理店様による説明会があり、申し込み数も多く盛況だったようで、光配線導入を待ち望んでいた世帯が多かったものと感じられました。

この光配線方式を検討しているマンションへオススメしたいですか

もちろん、大いにお勧めいたします!
CATV回線やVDSL回線などの既存通信方式では、遅くて不安定な通信回線を利用されている実情かと思いますが、光配線方式は通信の高速性・安定性が他の配線方式とは全く異なるものであり、インターネット接続に関するストレスは大きく減少します。
導入のハードルは非常に高いものでしたが、結果として非常に満足のいくインターネット接続環境が構築できました。

共用部に設置した光パッチパネルから各戸の光コンセントまでの系統


■インタビュイーのご紹介

マンション名   :デュオガーデン川口さくらの杜管理組合
竣工年月     :2003年2月竣工
総戸数      :92世帯
階建て      :8階建て
光配線方式導入工事:2025年7月

2022年度マンション管理組合理事会へインターネット環境改善の要望をご提出
管理組合A様



マンションのインターネットの悩みを解決します!!VDSL方式から光配線方式へ移行

分譲マンションのインターネット通信環境改善は管理組合の合意が必要

マンションの光配線方式導入後のインタビュー:ケース1


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 

CONTACT

お問い合わせ

メールでのお問い合わせや
ご相談はこちら

お問い合わせ