受信サービス株式会社

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短時間に発生する瞬間雑音・妨害電波に威力を発揮する新探査法

 従来の探査法では、短時間に発生する瞬間雑音や妨害電波を発見するのは極めて難しい。この探査には多くの時間を要し、発生源に辿り着く事は非常に困難です。

 障害が瞬時に発生するため、デジカメで記録しようとしても写真が撮れない。行った時に症状が出ない。調査に何回行っても症状に巡り会わない。 このように色々な苦労をしたにもかかわらず、短時間のブロックノイズが繰り返されるとお客さまにはイラつくと言われ、不信感を抱かれたり、技術レベルまでも疑われてしまうなど、様々な事がありませんか。

弊社ではこのような障害調査、障害対策を実施しております。

PR100測定風景

【障害事例】
 約1.5秒間のブロックノイズが時々発生する。発生時間は、特に夕方より夜間、または朝方まで不定期に発生する。というもので、色々な会社や関係者様が対応されましたが、一年近く原因が特定できず解決が困難な様子でした。

 弊社で現地調査を実施。特殊な調査に加えPR100を用いた調査も実施し、原因を特定しました。その対策として、原因部分の交換をメーカーに依頼し解決しました。

従来の探査法と新たな探査法の比較

従来の探査法(連続性雑音の場合)新たな探査法(瞬間雑音の場合)
電界強度測定器、あるいはスペクトラムアナライザーに八木アンテナのような指向性の鋭いアンテナを接続する。 ローデ・シュワルツ社製高感度レシーバー「PR100」を用いて、雑音発生地域内で測定地点を複数箇所設定する。

雑音発生時にアンテナを回転させ雑音レベルの最大となる方位を観測する。

測定場所を移動して上記と同様な測定を行い、雑音(妨害電波)レベルの最大となる方位を求める。

更にこの測定を2~3地点で行い、同様に方位を元に交点を求める。

1箇所の地点で90度ずつ4方向のデータを測定する。

リアルタイムスペアナによる波形などで、おおよその方角を想定し、雑音発生源と思われる構築物や建造物を仮にマークし、場所を変えて繰り返し測定する。

各調査地点で求めた方位を地図上に記入し、発生場所を特定する。 リアルタイムスペアナデータ、ウォーターフォール表示による各記録波形、GPSコンパス付き位置情報、電界強度で各データを元に発生源を特定する。

PR100による方位測定法

 A地点で90度ずつ4方向に向けて測定します。次にB地点で同様に90度ずつ4方向に向けて測定し、リアルタイムスペアナ、ウォーターフォール波形、電界強度等のデータより、おおよその方位を予想します。最低2カ所ぐらい測定すると、雑音発生源の核がわかります。

 以上の測定を数カ所で繰り返し、リアルタイムスペアナ波形から雑音発生時の電界強度が特段に強いデータを特定します。

 確認後、可能ならば発生源の電気機器の電源を「ON-OFF」して雑音が消滅することを確かめます。(機種によってはON-OFFのサージ電圧によって故障することも希にあるのでご注意ください。)

雑音源所有者への対応

 雑音源が特定され、所有者が判明した場合には、電源をON-OFFするなどのご協力を得る必要があります。

 所有者は、自身の機器などが雑音を発生していることは100%ご存じないので、丁寧に状況を説明してご協力を頂くことが大切です。

 人間には何かを捕捉したという本能があります。犯人扱いするとトラブルになりますのでご注意ください。(このような対応にも弊社独自のノウハウがあります。)

 ここで協力が得られずトラブルになると、原因は判明しても障害は永久に改善されません。

 PR100を用いた新探査法はこちら 時々発生する雑音障害を発見する新探査法

 弊社では、今まで解決できなかった電波障害、妨害電波障害を全て解決してきました。地デジ妨害電波だけでなく、アマチュア無線、業務用無線、無線通信、会社内の無線LAN、工場内の機器類故障による異常発振、受信基地への障害など、様々なトラブル解決に対応致します。

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